BOOK REVIEW

 

えー、それ言っちゃう！？
もうちょっと我慢してー！
いやいや、それは違うでしょー！

そんなことを頭の中で呟きながら
いつの間にか本の世界に入っていた。

 

主人公は「過去の古屋さん」と「今の古屋」さん。

といってもこれはタイムトラベラーの話ではなく
会社のお金のお話。

『「数字」が読めると年収がアップするって本当ですか？』

まあ、このタイトルからして
お金に関することだとはわかると思うけれど…笑

 

もっとお金くれてもいいのに…そう思っている会社員時代。
それが経営者になると、そうそう給料をあげられない。

なぜ？

 

その仕組みを周りの人の言葉や
今の主人公からのメッセージ（メモ）で教えてくれる。

決算書とはどこをどう見ればいいのかを
わかりやすく説明してくれる。

そして

ストーリー下部に現れる
過去の「古屋さん」をなんとかするために連れてこられた
「今の古屋さん」と、タイムマシンを操る
『会計ドクター』「ドク」のこんなコメント。

こちらの気持ちを代弁してくれるもの。
なるほど、そうなんだ！と発見があるもの。

随所に会社の会計に関する知識が散りばめられていている。

 

面白くて一気に読んだ。

2回目からはお金についてじっくり読む。
わからない、腑に落ちないところは3回、4回と読んでいく。

 

そうか！

これか！

 

帯には「今の収入に不満があるすべての人へ」
とあったけれど

社会に出る前のすべての人に読んでもらいたい！
そう思った本でした。