わからない質問に対する切り返し方

ある時、メルマガを書いていたら
アメリカのシリコンバレーで働いている妹からFaceTimeのコールがありました。

FaceTimeとはMac専用のスカイプみたいなものです。

急な用事かな?と出てみると…

「渋滞で暇だから」

・・・

 

その日、妹はスタンフォード大学で開かれたイベントに参加した帰りで
ためになりそうな話があるよ、というので聞いてみると…

 

突然ですが

あなたはインタビューや対談で自分が知らないことについて
コメントを求められたらどう答えますか?

普通だったら、知らないから説明して欲しいとか
またはその場で想像&考えて答えるとか
非公開であれば、その質問はスキップしてください、などの対応をするのではないでしょうか。

そのイベントの中で、登壇者のGoogle NEXTのCTO
Yoky Matsuoka(松岡 陽子)さんがとった行動は違いました。

「その質問に答える前に、ぜひこのお話を聞いて!」
と現在の彼女の環境となぜそうなっているのかを語り出したのだそうです。

仕事について、差別についてなどの話題も笑いとりながら話し、会場は大変盛り上がったとか。

最後に彼女はインタビュアーにこう言いました。
「それで、質問はなんでしたっけ?」

妹はこれで、元の質問がいかに愚問だったかが露呈した、と思ったとのこと。

 

インタビュー(対談)とはインタビューされる人の人となり、やっていることの素晴らしさ
コアコンセプトがわかることだったり、会場の人(読者・視聴者)が聞きたいことが得られればそれでOKなのです。

さらに笑いもとれてれば言うことなし!

実際、本来の質問の答えではなく横道にそれたYokyさんのお話はテーマに沿っていてとても面白かったそうですよ。

ちなみにイベントというのは
Break Through: Women in Silicon Valley,
Womenomics in Japan
(ブレークするには:シリコンバレーで働く女性日本におけるウーマノミクス)
というもの。

Womenomics(ウーマノミクス)とはwomenとeconomicsを合わせた造語で
女性の活躍・活動が経済を活性化させるという考え方のことです。

 

インタビュアーが彼女にした質問、気になります?

当時日本で話題だった
「日本の医大で女子学生を一律減点にしていた事件についてどう思うか」

Yokyさんはそのニュースを知らなかったがゆえにとった今回の行動ですが
(知ってたけどあえて答えなかったかもしれませんが)
海を渡って私たちに、知らない話題への対応の秘訣とインタビュー(対談)のあり方を教えてくれました。

英語ですがその時のお話は(p12〜14)こちらからご覧いただけます。

 

おかげでいいお話が聞けたし、ネタになったよ。
ありがとう、渋滞!笑

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