なぜ行動できないの?

やる気の問題?

「〇〇をやろう」と思っていても
別のことに気を取られたり
その前にこれ、やらなきゃ…
あぁ、お腹空いたな…

気がつけば、〇〇をやろうという気持ちは薄れて…

なんてことありませんか?

なぜ、できないんだろう?
などと自分を責めてみたり…

これ、やる気がないんじゃないんですよ。

〇〇をやるというゴールへのステップが多くて…

途中で

飽きちゃう
諦めちゃう
わけが分からなくなってしまう

と、こんなことが起こっています。

行動を科学で解説

以前、行動科学マネージメントの石田淳さんのセミナーで次のようなワークをやりました。

目の前のペットボトルの水を飲むための行動を書き出してください。

初めは???

です。

持って飲むだけじゃない?

ところが…

左手を伸ばす
左手でペットボトルを持つ
ペットボトルを持った手を自分の方へ引く
右手をキャップの方へ近づける
右手でキャップを回す
外したキャップを右手で持つ
左手で持ったペットボトルを口に持っていく
ペットボトルに口をつける
ペットボトルを斜めに傾ける
水を口の中に入れる
水を飲む
左手で持っているペットボトルを口から離す
右手でキャップを閉める
左手を伸ばしてペットボトルを置く

うぎゃーーーーー!ヾ(;☆ω☆)ノ

「水を飲む」という単純と思われることに
これだけの、いやもっとあるかもしれませんが
無意識の行動が伴っているというのです。

何気なくできるときはいちいち意識しないでいるけれど
もし怪我をしていたら?
もし暗闇だったら?
もしペットボトルというものを知らなかったら?

そう、『ペットボトルの水』が分からなければ
目の前にある透明の筒状の入れ物に入っている透明な液体は…
などと説明することから、認識することから始めなければいけません。

行動のステップ

「〇〇をやろう」

これに対するステップがどれだけあるのかを
おぼろげながら
たくさんあるなー
面倒だなー

そう思って他のことに目を向けてしまう。
途中で分からなくなってしまう。

頭の中でそんなことが起こっています。

よく準備8割と言うけれど
「〇〇をやる」ための準備を書き出して8割方終わったところで
「〇〇をやる」と決めればすぐに始められるのかなーと思います。

ゴールを決めればステップがわかる。
そのステップを書き出せば→できる!

ふと、なかなか進まないプロジェクトを前にして
5〜6年ほど前に受けたセミナーを思い出したのでご紹介しました!

 

最近の石田さんの著書と来年の手帳をご紹介しますね。