クレームも減る!?サイトの情報、古いかも…を伝える

【ホームページの育て方 98】

サイトの情報が古くなったら…どうする?

せっかく書いたブログ記事ですが2年以上の情報であれば内容が変わっている可能性がありそうだと思いませんか?

もちろん、今でも十分通じる普遍的な記事もあるでしょう。
でも読者としてみれば、ちょっと前の情報だと不安になることもあります。

メンテナンスはもちろんした方がいいけれど
なかなか時間がないのよね…

というときに使えるのが、古い記事に対して自動で
「この情報は古いかもしれませんよ。」という注意書きを入れる方法です。

これを入れておけば、一定の期間が経った記事に対して注釈を入れることができますよ。

 

ということで、今回はWordPressを使っているサイトのコードをご紹介します。

情報が古いかもしれないと伝えるコード

さっそくですが、使うコードはこちら

<?php
if ( get_the_modified_date('Y') <= date('Y') - 2 ) {
?>
<div class="old-post-message">
<p>この記事は【<?php the_modified_date('Y年n月j日') ?>】が最後の更新のため、記事の内容が古い可能性があります。</p>
<p>最新の記事や関連記事をお探しの方は「サイト内検索」をしてみてください。</p>
<?php get_search_form(); ?>
</div>
<?php
}
?>

入れる場所はWordPressの場合、single.phpやcontent.phpの中になります。

まずは子テーマ用に親テーマのsingle.phpファイルをコピーします。

テーマ(テンプレート)によって違いがありますが、以下のようなコードの前に先ほどのコードをコピペすると
記事の上部に、これより後にすると記事の下部に表示されます。

<?php get_template_part( 'content', get_post_format() ); ?>

見つけるポイントは「get post」というワード。

これは「投稿を読み込む」という意味です。

今回のご紹介したコードは
古いですよの後に、検索で探してみてねと検索窓もつけています。

content.phpを使った場合、以下のようなコードの後に入れるとタイトルの後に注意書きが出ます。

<h1 class="entry-title"><?php the_title(); ?></h1>

タイトルを探すポイントは「entry title」の場所があるところや<h1>が入ってるところ。

entry titleはタイトルを入れるという意味で
記事のタイトルにはh1を使うことが多いので見つけやすいと思います。

 

このままだと文字だけが表示されますのでCSSで枠をつけたり
テキストに色をつけたりと加工してみてください。

★枠の付け方はこちらをご覧ください

セミナーやイベントで申し込みが終わっている時に使えるコード

他にもセミナーやイベントなどの告知に関する記事では受付を終了したことを伝えたり、お申し込みフォームへのリンクを変える必要があります。

それぞれお申し込みのページには「終了しました!」を入れたり、リンクを外すなどメンテナンスをしますが
数が多くて見逃している場合もあるかもしれません。

そんなとき用にカテゴリーを選んでこの募集は終わっていますよ、と伝えることもできます。

例えばこんな感じに

こうすることで、過去のイベントなんだなってわかりますから。

 

この場合のコードはこちら

<?php
if( date('U') - get_the_time('U') > 60*60*24*180 && in_category('seminar') ) { ?>
<div class="oldpostAttention">
<p>
この記事は<?php the_time('Y年n月j日') ?>に書かれたものです。<br />
現在は募集が終了している場合がありますのでご注意ください。
 </p>
</div>
<?php } ?>

「60*60*24*180」の「180」は180日という意味。
つまり6ヶ月前の記事に表示することになります。

また「in_category(‘seminar’)」
seminarをカテゴリーIDやカテゴリー名にすることで特定のカテゴリーのみ表示させることができます。
いらなければ()の中を消すか「&& in_category(‘seminar’)」自体を消してください。

 

このようにいつ読まれるかわからない過去の記事に気を配り読者に優しいサイトにしていきましょう!

 

注意!
phpのコードの追加・書き換えはバックアップを取ってから十分に気をつけて必ず子テーマで行ってください。
ちょっとでも違うと不具合でエラーになりサイトが真っ白になることもあります。
使うかどうかの判断は自己責任でお願いします。

 

なお、疑問・質問がありましたらお気軽にご連絡くださいね。
こちらのお問い合わせフォームからお願いします。

 

こちらの記事を参考にさせていただきました。

→ WordPressで古い記事の更新日をもとに「内容が古いかも」と注意喚起の表示をする方法
→ 記事にも鮮度がある!WordPressで古い記事に注意を促すメッセージを表示したい

 

前回の古い記事のメンテナンスについてご紹介はこちらです
▼ ▼ ▼

次回の「ホームページの育て方」は『ログイン画面のカスタマイズ』。

お楽しみに♪